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熊大地域風土計画研究室の様々な情報を共有する場です


by naoto87k
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120630_有明海沿岸道路オープンハウス


たけなかです。


今回は、増山さんお誘いのもと、有明海沿岸道路の筑後川・早津江川橋梁のオープンハウスに行って来ました。

有明海沿岸道路は、大牟田市、柳川市、大川市、みやま市、佐賀市などをつなぐ地域高規格道路です。
この道路は筑後川、早津江川を渡るのですが、景観への配慮とデ・レーケ導流堤に橋脚を立てなければならないことについて、市民に意見を聞くということで、オープンハウスを開いていました。


オープンハウスに行く前に、現地を見ておこうということで、昇開橋とデ・レーケ導流堤を見てきました。

昇開橋は遠くから見たことはありましたが、実際に通ったことはありませんでした。
土木遺産かつ機械遺産でもある昇開橋ですが、昇降機構に不具合があるようで、動くところは見ることができませんでした。残念。

かなり橋詰周辺が整備されていました。
当日は風も強くかなり空気が湿気ていました。


そのあとは新田大橋から、デ・レーケ導流堤を見ました。


120630_有明海沿岸道路オープンハウス_b0072937_14182899.jpg



この導流堤があることで、その左右で流速が変わり、写真の右側(手前が下流)では土砂の堆積が防がれ、航路が確保されます。
完成から100年以上経った今もその機能を保持し続ける土木遺産です。


ただ、橋桁を河川流の中に置くとその機能を阻害し、漁場にも悪影響を与えかねないので、この幅4.5mの導流堤の上に橋脚を立てなければならないようです。


そういったことを市民に理解してもらうため、オープンハウスを開くのですが、今回はより多くの方にこのことを知ってもらうため、大規模商業施設である、ゆめタウン内にて開かれていました。


120630_有明海沿岸道路オープンハウス_b0072937_14253120.jpg



奥に見えてるのは食品売り場です。
人通りもあり、いろんな人に見てもらえると担当の方が説明してくれました。


模型と、カメラ、CGなどが用意され、1/500の模型ながら人の目線で見ることができます。

現段階では、中路アーチ橋を採用しており、斜張橋だとどうなるかといったことについても、斜張橋模型と比べながら見ることができました。

事業に関する説明のパネルだけでなく、模型もあることで市民の方も足を止めて関心を持ってもらえるようです。
市役所でやったオープンハウスとは人数も、見てくれる人の(年齢などの)幅も広いということでした。


 
by naoto87k | 2012-07-01 14:33 | その他